<マックスジャパン資料より抜粋>
●MHD理論(磁気流体力学)による論証

磁力線に対して直角に水が横切る時に発生するエネルギーによって水中のイオンに働きかけ、水のイオン化が促進されます。また、それまでマイナスの電荷を帯びていた活性化の低い水集団は、プラス電荷を帯びた活性化の高い状態になります。
プラス電荷の水の中では、 菌類や藻類などの活動が不活性化され、水アカやスケール・スライムの抑制と除去などの効果につながります。加えて磁気処理された水は酸化還元電位が低くなることが確認されており、赤サビの拡散を抑え黒サビに変化させることによりサビの進行を抑制できます。
この様々な作用によりパイプ内の状態が改善され、常に清浄な状態を保つことができるようになります。

●水の磁気処理によるイオン化の促進について

二極間の磁場の中を電気伝導度を持った流体が一定以上の速度で直角に横切る時、電子励起作用が起こりエネルギーが発生する現象、マイケル・ファラデーの法則を基としています。
高磁界の中を導電性流体(水道水等) が移動する時発生する電位は、溶解しているイオンがローレンツ電場によって影響(イオン分流・イオン濃縮・イオン衝突・イオン希薄化等々)を受けることにより水中におけるイオン化の促進を起こさせます。

 
1.スケール(水アカ)の付着防止と付着しているスケールの溶解流出
分極した水分子の水和エネルギーによって、スケールの成分(Ca、Mg、SiO)をイオン封鎖します。その結果、スケールの結晶化を抑制し、非結晶質の微粒子状にしてスケールの付着を防止します。

2.腐蝕防止と発生しているサビの溶解流出
溶存酸素を封鎖し、酸化反応を抑制してサビの発生を押さえます。また、すでに発生しているサビは、還元作用と分極した水分子の水和エネルギーにより緩やかに除去され、還元作用の過程で発生する黒サビ、四三酸化鉄により防蝕皮膜が形成されます。水素イオンが管壁に配列して水素イオン皮膜を形成し、腐蝕成分との接触を 防止します。

3.藻、スライム(ヌメリ)の発生防止
有機系成分を栄養源としてバクテリアは繁殖します。このバクテリアとその排出物及び懸濁物質による粘着性物質がスライムとなります。磁気活性水は溶存酸素を封鎖し、酸化反応を抑制するので、栄養源を絶たれたバクテリアは死滅し、スライムも剥離除去されます。

●水中に含まれる塩素について

1.次亜塩素酸のイオン化
磁気活水装置の使用における効果のひとつに”カルキ臭の低減”があります。磁気活水装置は浄水器のようにフィルター等を用いて直接塩素を除去するものではないため、水中に含まれる塩素を取り除くことはできません。
ところが、 実際は今までよりも塩素が元となるカルキ臭が減る傾向にあります。この一見矛盾しているようにも思える現象が、磁気活水装置に対する疑問点のひとつとなっています。
水道水等に含まれ、一般に”塩素”と呼ばれる物質は、消毒を目的とした『次亜塩素酸 』という非常に強い酸化力を持ったもので、これの持つ強い毒性が水中の消毒に役立っています。また、その強い毒性ゆえに人体への悪影響を懸念されているのも事実です。水を磁気処理することによって塩素原子が増減することはありません。しかし、強力な磁気の作用によって次亜塩素酸がイオン化されるため、『次亜塩素酸』は減少し、『次亜塩素イオン』が増加するという現象につながります。そのため、相対的に塩素臭が少なくなるのです。
また、次亜塩素酸が『次亜塩素イオン』になると毒性が急激に低下します。浄水器を使わず、 磁気活水装置のみを使用しているのに、味がまろやかになったり、手肌等に対して柔らかく感じられたり、お風呂のピリピリ感がなくなったり・・・、といった背景には、このように次亜塩素酸の毒性がもたらす直接的な刺激がはるかに少なくなる、ということがあるからなのです。

    
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2.水中の塩素濃度反応
水質検査には、塩素濃度と残留塩素濃度との2つの項目があります。通常の塩素濃度は海水や屎尿への塩分流入を調べる尺度としてのもので、消毒用の塩素とは別のものです。私達が最近問題視しているのは残留塩素濃度、つまり次亜塩素酸の濃度を指します。
この簡単な測定方法として、ジメチルベンジジン(O-トリジン)を水に滴下し、その反応色によって濃度を調べる、というものがあります。しかし、 この測定法で重要なことは、ジメチルベンジンの反応は次亜塩素イオンとの反応である、ということです。
次亜塩素酸は水中において、 毒性の強い『次亜塩素酸(HClO)』と、毒性の弱い『次亜塩素イオン(ClO-)』とに分離し、一定の割合を持って存在しています。その次亜塩素イオンとジメチルベンジジンとの反応によって、ほぼ全体の残留量を測ることが可能になります。
ところが、この試薬による測定には磁気処理等によってイオン化が進んだ場合が想定されていないため、正確に判断することができません。図のように、通常の水道水と磁気処理をした水道水では、次亜塩素酸の総量は変わらなくてもイオン化の比率がまったく違ってきます。
ジメチルベンジジンの反応はイオンとの反応であるため、イオンの比率がより大きくなっている磁気処理水の方が概して強い反応を示す、という複雑な結果になってしまうのです。 しかし、前述のように次亜塩素イオンの毒性は低く、またその比率が大きいため反応自体は強く表れても毒性は通常よりもはるかに低いということになります。
磁気処理した水・磁気活性水は、水のイオン化を促進することによって消毒用塩素の毒性を低くしますが、塩素そのものを除去する訳ではありません。最近では塩素の持つ毒性ばかりにとらわれその除去を目的とするあまり、ほぼ完全に塩素を取り除くことのできる浄水器・装置等があります。しかしながら、完全に取り除くことによって、 水中における制菌力がなくなり調理や保存に際して雑菌や大腸菌の増殖を促す危険性も指摘されています。
水の安全性を追求し、過度のろ過や浄化にばかり気を取られた結果、それが逆効果になってはまったく意味がありません。このような観点からも、 必要最低限の消毒要素を理想的な状態で残しつつ、水そのものの全体的な活性化を実現できる『スーパーマグ』『パイププロテクター』は、理想的な次世代の水処理装置であるといえます。

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