誰もが絵本の主人公! オリジナル絵本 『ゴルフの本 』 全文紹介 |
入力項目 | 表紙 | 入力サンプル |
主人公の名前 | 車 座長 | |
呼び名・ニックネーム | かしら | |
性別 | 男 | |
誕生日(年齢確認用) | 6月2日 | |
年齢 | 23歳 | |
登場人物1 | マジック | |
登場人物2 | 新吾 | |
登場人物3 | 康友 | |
贈り主の名前 (18字以内) | 未来 | |
メッセージ (40字以内) | フェアな戦いを目指しましょう! | |
本をプレゼントする日 | 2001年7月7日 | |
ゴルフコースの名前 | 桃山カントリークラブ |
赤字部分がデータとして入力される箇所になります。座長流
ゴルフ・プレー
あなたに贈るお話の本これは、比類なきゴルファー
車 座長のために
特別に書かれた本です。
フェアな戦いを目指しましょう!
2001年7月7日
未来 よりゴルフは18世紀の初めにスコットランドで
生まれた競技であることは、よく知られています。
ささやかに始まったこの競技は、その後
世界中に広まり、今や人気スポーツとなっています。
ボビー・ジョーンズのような
伝説的なスタープレーヤーも生まれました。
そして日本でも、国内のツアーにあきたらず、
海外のメジャー大会を目指すプロが
増えています。
ゴルフは世界中で、さまざまな形で
プレーされているのです。
かしら流ゴルフもそのうちのひとつです。かしらは、
マジックや新吾や康友たちと
お気に入りの桃山カントリークラブに
よくでかけます。
ここで安全なのは、
フェアウェイの真ん中だけ。
そのほかの場所では、
虫も木も鳥もモグラでさえ みんな死の危険に
さらされてしまうのです!
他人のうわさとは裏腹に、
かしらはケチるということがありません。
子供の教育費、家のローンなど
あまりたいしたことのないところに
少し細かいところがあるかもしれませんが……
ゴルフのこととなると話は違います。かしらは以前、
「ゴルフは勝つためにする競技だ」と教わりました。
それ以来、いつも賭けて
プレーすることにしています。
スウィングは
チャーシューメンのリズムで打つことや
ゴルフボールはけっして水には浮かないことなども、
かしらは何年もかけて、体得したのです。
かしらの生活の中で
ゴルフがいちばん大事というわけではありません。
彼は何を優先させるべきか、
物事のバランスをどうとるかを心得ています。
かつてかしらが
嵐の中で全コースを回ったという事実はありません。
彼が17ホール回ったところで、
ゴルフ場がクローズになってしまっただけなのです。ゴルファーは誰でも、パーフェクト・ラウンドを
夢見ています。
ティーグラウンドから
フェアウェイの真ん中に飛ばし、
グリーンをねらって正確に打ち、
パットはカップの中心へ……
こんなシンプルで謙虚なものです。
自分の年齢だけ打つことを、
究極の目標にしている人もいます。
かしらが23を打つのはたやすいことです。
問題は、最初の数ホールでその目的が
達成できてしまうことなのです。
ゴルフの名手といわれる人は、いかなる場合にも、
各種のショットで対応できます。
例えば、フェード、ドロー、パンチ・ショット、
ランニング・アプローチ、というように。
かしらも多彩なショット……例えば
チョロ、テンプラ、ドスライス、ドフックなどを
繰り出します。
彼の持つ最高のショットは、
マジックや新吾や康友命名の
"まぼろしの一撃"です。以前、ゴルフにハンディキャップ・システムが
導入されました。
これはゴルフの腕前に差がある人同士でも
一緒に競えるように考えられたものです。
プレー最後の20ラウンドのうち
成績のよい10ラウンドをとり、
その人のハンディを計算するのです。
かしらにとって、
このシステムは大きな欠点があります。
彼は数える価値のある10ラウンドを
回ったことがないのです!?
かしらがゴルフをする理由のひとつは、
運動のためです。
ほかの運動はどれもかしらには不向きでした。
泳ごうとすれば体が浮かず、
テニスをやればネットにボールの行く手を阻まれ、
さっさと切り上げたのは、よかったのですが、
彼はホトホト疲れてしまいました。
かしらのようにほどよく鍛えられた肉体の持ち主には、
ゴルフはぴったりの運動だったのです。ゴルフのラウンドを回りおえると、
いつもかしらは
マジックや新吾や康友と
『19番ホール』に現れます。
そこでその日のショットについて話し合ったり、
次の日程を決めたりするのです。
おなじみのシーンではありますが、
かしらは仲間と
一杯ひっかけます。
それから、いかに今日はついていなかったか、
あそこにバンカーがなかったら、
あのショットさえうまく打っていればと
いつものことをあれこれ話し合い
賭けの借金を、作り笑顔で払います。
ゴルフの腕はたいしたことがないのですが、
かしらはときに素晴らしいショットを
繰り出します。
以前、ディープ・バンカーから打ったショットが
奇蹟的にチップインしたことは、
いまだにみんなの語り草になっています。
手の5番を使ったって、
あんなショットは打てないですよね!?かしらは友だちも、
ゴルフも大好きだからこそ、プレーするのです。
みんなで出かけて、自然の中で
緊張から解放されるチャンスでもあります。
かしらは
こんなことを言ったことがありました。
「ゴルフボールを打つたびに、
ストレスが解消されてゆくんだよ」
事実、ゴルフをするたびに、
本当にたくさんのストレスが解消されるのです。
かしらはいつか
自分のゴルフの本を書くことを夢見ています。
『3歩前進2歩後退
****−かしらのゴルフ人生辛抱だ』
『ゴルフにおける能書きとスコアの相関関係
**********−かしら著』
『かしらの
************19番ホールの楽しみ方』かしらは何年間も
自分のゴルフに挫折感を味わってきたにも関わらず、
いまだにゴルフを続けている、
その根性は見上げたものです。
彼は我を忘れて
1日中、原野や森林を走り回るのです。
だからこそ
賭けに負けたときの支払いが
きれいなことはさておき、
かしらはかけがえのないゴルフ仲間なのです。
ゴルフは、車 座長にとって
まさにチャレンジなのです。
マジックや新吾や康友がかしらに
どうしてゴルフをするのか問いかけます。
その答は明白です。
ティーショットがうなりをあげて、飛んでいく瞬間。
アイアンショットがピンにからんでいく瞬間。
ロングパットがラインどうりに
カップに吸い込まれていく瞬間……
かしらにとってそんなありふれた出来事はともかく、
ロングホールでセカンドショットが
直接カップインするような
奇跡の主人公になる為にゴルフを続けているのです。車 座長様
自分流ゴルフを楽しんでください。
スコアが悪いからといって、
その日を棒にふるようなことがないように。
ゴルフをボウリングと同じように考えたら
いいと思います。
スコアが高いほどいいんだってくらいに……
2001年7月7日
未来より
フェアな戦いを目指しましょう!
未来より
2001年7月7日