誰もが絵本の主人公! オリジナル絵本 『びっくり誕生日・子供用 』 全文紹介 |
入力項目 | 表紙 | 入力サンプル |
主人公の名前 | おおつ たいし | |
呼び名・ニックネーム | たいちゃん | |
性別 | 男 | |
誕生日 | 11月15日 | |
年齢 (誕生日がきてからの年齢) | 10歳 | |
現在住んでいる所 | おおぐん ひがしむらやま | |
登場人物1 | 三太郎 | |
登場人物2 | 木部 | |
登場人物3 | 次郎 | |
贈り主の名前 (18字以内) | 大津 愛子 | |
メッセージ (40字以内) | 大きな希望を持っていきてください | |
本をプレゼントする日 | 1844年11月15日 |
赤字部分がデータとして入力される箇所になります。たいちゃん の
びっくりたんじょうび
あなたにおくる おはなしのほんおおつ たいし さま
これはあなたのために
とくべつに つくられた おはなしのほんです
大きな希望を持っていきてください
1844年11月15日
大津 愛子 よりたいちゃんは うれしくて
なにをしても おちつきませんでした。
まちにまったひが、ついにやってくるのです!
おおぐん ひがしむらやまの みんなに11月15日というひを
おぼえていてほしいと おもっていました。
このひ たいちゃんは
10さいに なるのです!たいちゃんは ずっとまえから
おたんじょうかいの ことを かんがえていました。
「たいちゃんの おたんじょうびは
ほんとうにくるのかな?」
おたんじょうかいには たくさんのおともだちに
きてもらいたいと おもっていました。
「三太郎、木部、次郎 には
ぜったいに きてもらいたいな。
そうしたらこんどの おたんじょうかいは
さいこうだ!」
たんじょうびの まえのよる、
たいちゃんは
すてきな ゆめを みました。
おたんじょうかいの ために おしゃれをして
おおきなへやの まんなかに ひとりで
たっている ゆめです。
そのへやには いろのちがうドアが ありました。
たいちゃんは
10この まほうのかぎが ついた かぎのわを
もっていました。
かぎのいろは ドアのいろと
おなじ くみあわせでした。でも ひとつのドアだけ
おなじいろの かぎが ありません。
そのドアは とてもきれいな にじいろです。
「どうやって このへやに はいるのかな?
にじいろの かぎもないし、
ドアのとってだって ついてないし、
どうしたらいいのかな…… そうだ!
三太郎や、木部や、次郎に
きいてみよう!」
たいちゃんは あおのドアを
あけようと おもいました。
あおいかぎを かぎあなに さしこんで
ゆっくりと ドアを おしあけると……
そこには かぞえきれないくらい たくさんの
ふうせんが ゆらりゆらりと ゆれていました。
おおきいの ちいさいの まるいの ながいの
くねくねしたのや おかしなかたちの ふうせんも
あります。
たいちゃんは うかれて
ふうせんを つつきながら
あるきまわりました。
なかには いままで みたこともないほど おおきい
まっさおな ふうせんも ありました。あおのへやを みおわって、たいちゃんは
しろいかぎで ドアをあけて、
そっと しろいへやに はいってみました。
そこには バースデー・ケーキが
いくつもいくつも ならんでいました。
ちいさいのや フルーツのケーキも あって、
たいちゃんひとりでは
とても たべきれそうに ありません。
いちばん おいしそうなのは 10だんがさねの
しろいケーキでした。
「三太郎や、木部や、次郎も きっと
いっしょに このケーキを たべたがるだろうな」と
たいちゃんは おもいました。
さくらんぼのような あかいかぎで
つぎの ドアをあけると、
たいちゃんは びっくりして
ひっくりかえりそうに なりました。
めのまえに とけかかった ちょうとくだいの
アイスクリームが そびえたって いたのです!
さくらんぼと ナッツがはいっていて
ホイップクリームも たっぷり、
シロップもかかっています。
「アイスクリームの やまを すべりおりたら、
たのしいだろうな。
ほんとうに おいしそう…… はやく たべたいな!」
たいちゃんは いいました。つぎは オレンジいろの へやに いってみました。
ドアをあけると たいちゃんは
おもわず くすくす わらってしまいました。
だって、おもしろい かっこうをした ピエロが40
にんも いたんです。
どのピエロも かみのけの いろは オレンジいろ!
ふとっちょのピエロ、やせたピエロ、
たのしそうなピエロ、なきがおのピエロも います。
てじなを したり、とんだり はねたりしている
ピエロも いました。
たいちゃんは わらいすぎて、
なみだが でてきました。
ゆめのなかの みどりのへやは、
プレゼントが つまりすぎていて
たいちゃんが ドアを
あけようとしても なかなか あきませんでした。
三太郎や、木部や、次郎からの
プレゼントはどれかなぁ。
「このなかに たんじょうびに ほしいと
おもっていたものが あるといいけど……
あのみどりのはこが そうかな!?
あけてみようかな?」
たいちゃんは
まよいましたが、おたんじょうかいまで
まつことにして、つぎのへやを
のぞいてみることに しました。ピカピカに かがやいている きんいろのドアを
あけた たいちゃんは
とびあがりました!
へやじゅう のりものだらけ。
まんなかにはきれいな きんいろの
メリーゴーランド!
きんいろのくらを つけた ポニーや かんらんしゃ、
でんしゃや じどうしゃの おもちゃも ありました。
ピンクのかぎで あけた へやは、
ピンクいろの あめが いっぱいでした。
「わあ、すごい!」
たいちゃんは さけびました。
「こんな いいゆめ はじめて!」
ぼうつきのペロペロキャンディ、
ほそながいペパーミントキャンディ、かたいの、
やわらかいの、チョコレートがついたのも……
あめ、あめ、あめ、あめだらけです。
たいちゃんは おもいました。
「このあめは
三太郎や、木部や、次郎と
わけることに しよーっと!」ちゃいろのドアの へやは、いろいろな
ぬいぐるみで いっぱいでした。
たいちゃんは
かわいくて ふかふかした ちゃいろの くまを
だっこしてみたいと おもいました。
たいちゃんより
せのたかい ほんものそっくりの きりんや、
かたてに のるくらい ちいさい ぬいぐるみも
いました。
「このぬいぐるみたちを みんな じぶんのへやに
つれていきたいな。
でも ベッドが どこだか
わからなくなったら、たいへんだ!」
ちょっと こまってしまった
たいちゃんです。
きいろのドアを たいちゃんが
あけると、そこには おもしろそうな ゲームが
たくさん ありました。
ロバのしっぽのふくわらい、おはじき、おてだま、
りんごのヨーヨーつり、わなげや
いすとりゲームのいす……
たいちゃんは どのあそびから
はじめればいいのか、なやんでしまいました。さいごのかぎは ぎんいろの かぎです。
たいちゃんは
ぎんいろの へやのドアを あけました。
へやが いろんないろの テープで
かざられています。
そこには、おたんじょうかいに つかうものが
ぜんぶ そろっていました。
おさら、コップ、ナプキン、フォーク、
スプーン、ぎんのふえや、すず、ラッパ……
たんじょうかいに きてくれたみんなに
よろこんでもらえそうなものが なんでもありました。
たいちゃんは まだ
ゆめのなかです。
にじいろの ドアのまえに たっているのに、
やっぱり かぎが ありません。
かがみこんで かぎあなから なかを のぞいた
たいちゃんは びっくりしました。
「ここなら おたんじょうかいが すぐに
はじめられる!」
そこには ほかのへやで みたものが
ぜんぶ ありました。
でも、へやには だれもいません。
たいちゃんは すごく
かなしくなって、つぶやきました。
「ひとりだけの おたんじょうかいなんて
たのしくないよ」ちょうど そのとき めがさめました。
たいちゃんが きがえて
いそいで だいどころに いくと、
ゆめでみた にじいろの へやと
おなじ かざりつけが してあります!
「おたんじょうび おめでとう!」
みんなのこえが しました。
たいちゃんが ふりかえると
三太郎や、木部や、次郎も います。
「わー、びっくりした!
でも さいこうのたんじょうかいだ!
みんな ほんとうに ありがとう!」
たいちゃんの
おたんじょうかいに きてくれたひと